ひたすら映画を観まくるブログ

映画やアニメについて書いています

『トレジャー・プラネット』映画感想

トレジャー・プラネット

『トレジャー・プラネット』を見た。いや〜、猛烈に面白い!実にシンプルかつストレートな「冒険活劇」だ。

ストーリーは、偶然宝の地図(星図)を手に入れた主人公が宇宙へ冒険の旅に出る、という”宝島の宇宙版”である。物語にひねりが無い、と言えるかもしれないがエンターテイメントはこれぐらい分かりやすい方が個人的にはいいと思う。

主人公とシルバー船長の間に「父子の愛情」のようなドラマも展開されるが、あくまでメインは「冒険」でありあまり深くは描かれていないのだ。キャラクターも皆個性的で(というか人間は主人公だけだが)、見た目にも楽しい。

特筆すべきは徹底的に手に汗握るアクションを表現している事だろう。次から次へと襲い来る危機を間一髪でクリアする、というお約束の展開を実にこだわって作っているのだ。

非常に王道な冒険活劇で、宮崎駿監督の「天空の城ラピュタ」を観たときの興奮を思い出した(もちろん「ラピュタ」の方がテーマも物語も断然奥が深いんだけど)。

あるいは「銀河鉄道999」のように「ワクワクするような冒険旅行」といった、まさに「男の子の為のアドベンチャーという表現がぴったりの映画である。加藤晴彦が声優として頑張っているが、特に違和感も無く、悪くない。単純明快なエンタメを楽しみたい方にはおすすめです!

監督:ジョン・マスカー、ロン・クレメンツ、声優:加藤晴彦小林聡美