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ジョン・トラボルタ主演『バトルフィールド・アース』感想

バトルフィールド・アース

バトルフィールド・アース』を観た(主演:ジョン・トラボルタバリー・ペッパー、共演:フォレスト・ウィテカー、監督:ロジャー・クリスチャン)。

見る前の期待感ゼロの映画。なぜなら、ゴールデン・ラズベリー賞を総ナメにし、映画ファンからは「最低映画!」の烙印を押され、トラボルタの俳優生命にまで赤信号がともったといわれるほど評判の悪い映画だからだ。

以前から見てみようとは思っていたのだが、「つまらない」と分かっている映画にお金を出す気には、いまいちなれなかったのである。しかし先日「デビルマン」を見てしまったので、もう何も怖くないというヘンな自信がついてしまったのだ(笑)。

ところが、映画を見てびっくり!どんなに酷い内容かと期待(?)してたんだけど、意外と面白いじゃん!確かにトラボルタのメイクは出来の悪いコスプレみたいで失笑モノだが、飛行機のCGや、建物のミニチュアも大変よく出来ている。

勇ましいタイトルとは裏腹にアクションシーンは後半に少しあるだけだが、非常に迫力あるシーンに仕上がっていて見ごたえがある。ドラマの展開も、ありきたりではあるものの実にテンポ良く進み、盛り上がる所でキチンと盛り上がり「エンターテイメント」としては十分ではないだろうか。

ではなぜここまで酷評されたのか?といえば、やはりストーリーに問題があるのだろう。その内容は、『へき地の支店に左遷させられた中間管理職のトラボルタが、出来の悪い部下を叱りながら現地の労働者を相手に悪戦苦闘する』という物語である。てっきりSFアクションかと思いきや、実はサラリーマン映画だったのだ!そりゃ、お客も怒るだろう(笑)。